天然の名画、宝石の女王!?オパールの魅力、特徴と歴史

続いての天然石紹介はオパールです。最大の特徴ともいえる見る角度によって色が変化する遊色効果は古代ローマ時代から人々に愛され、著名な画家が描きだす深みのある色にも負けず劣らずと評価されたこともあるほど。今日はそんなオパールの魅力に迫ります。

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オパールの魅力

・見るたびに異なる深みのある色、特にオンリーワン感が強い石

オパールは天然石の中でも珍しく石内部に水分を含み、元素が規則的に並ぶことで作られる結晶ではありません(厳密にいえば鉱物とは言えませんが、その美しさと認知度からか例外的に鉱物として認められています)。

オパールを構成するシリカの粒自体や隙間の大きさが異なるために、違う波長(色)の光が干渉しあって遊色が発現します。

オパールは遊色高価のがあるプレシャスオパールと、遊色効果が見られないコモンオパールに分類されますが、やはりうっとりするのはプレシャスオパールの方。

 

一つとして同じような遊色の出方がするものはなく、気に入ったものを見つけた時にそのチャンスを逃すともう出会えないかもしれない…そんなすぐに手に入れたくなる衝動にかられる…私の中で非常に危険な石としてのポジションを確立しています笑

 

なぜオパールには価値があるのか

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現在のオパールの主要生産国は圧倒的にオーストラリアですが、その歴史は古代ローマギリシャでも逸話が見られるほどに古いです。

当時は幸運のお守りとして重宝されており、希望や真理の象徴として身につけるものには美しさ、成功や幸せを運ぶものとされてきました。

その遊色の美しさから詩人には銀河や明るい炎に例えられ、その色の奥深さは画家の創り出す深い豊かな色に匹敵すると比喩されてきました。

アラビアではその昔オパールは稲妻とともに天から落ちてくると信じられており、身につけることで好ましくないことから守ってくれる超常的な力を発揮する石と信じられていたようです。

やはり宝石の美しさは理屈ではなく、人智を超えた超常的な力を持つと信じさせてしまう力があるようです…だからこそ、そこに価値を見出されてきたのでしょう。

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現在のオパールの価値を決める要素としてはカット(加工後の形)やクラリティー(透明度)といったダイヤモンドと共通のものだけでなく、背景色と遊色といったものが挙げられます。

やはり一番の特徴といって良い遊色が背景色とマッチしているか、またデッドスポットと呼ばれる遊色が発現しない領域がどのくらいあるのか。

そんなオパール独自の基準も加味されて評価されています。

 

ただ一つ一つ同じものがなく、無限とも言えるオパールが発する色の好みは市場価値だけでは中々測り切れないでしょう…。

本当に味わい深く、一度ハマると抜け出すのはもう不可能…そんな魅惑的なオパールの遊色ワールドに触れてみれば人生に奥行きをもたらしてくれること請け合いです。

 

現状の枠組みではそこまで評価されないけど、自分にとっては好み…そんな石を見つけられればお得感を伴う、自分にとっての"良い買い物"ができそうですから、市場価値に引っ張られ過ぎずに自分なりの「好き」を大事にしていきましょう!