宝石の王様 ダイヤモンドはなぜ価値があるのか 魅力、特徴と歴史

だれもが知っているダイヤモンド、でもなぜ価格に幅があるのでしょうか。そもそもどうやってランク付けされ、原石はどこからきているのでしょうか。自分が買いたいダイヤモンドはどのようなものなのか、どこに価値を見出すのか…それを考える一助になれば良いかなと思い、この記事にしました。

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ダイヤモンドの魅力

・独特の輝きがきれいで心が満たされる

カット表面やダイヤモンドの内側での反射、場合によっては光が屈折率の違いによって分解され虹色に見えることも…他の石にはない独特の輝きが一番の魅力でしょう。

もう眺めているだけでうっとり満足そんな気持ちになれる人が多いからこそ高値で取引されるのだと思います。

一つの大き目の石を眺めるのも素晴らしいのですが、小ぶりの石がたくさんついているアイテムも魅力的。必ず一つ一つの石に光が当たる角度が変わってくるので、反射のバリエーションが豊富でまた違った良さがあります。

いずれにしてもその輝き、これが一番の魅力だと思います。

 

・ダイヤモンドを所持している、身につけていることのよる満足感

誰もが知っている高価な石。それを所持し、身につけることによる自己肯定感というか、そこから自信が出てくるというか…最も高価と評価される無色透明のものから色のついたものまでバリエーションがあるので目的に応じて自分好みの石を手に入れられるのも良いですね!

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知る人ぞ知る、地球規模のスケールを感じられるその生い立ち

ダイヤモンドは地球内部、深さ100 - 150 kmより深い地下の高温高圧下で作られ、マグマに乗って地球表面まで運ばれてきます。ご存知の通りダイヤモンドは硬い鉱物ですので結晶の成長時に、周りの鉱物を取り込み、保護する役割を果たすことで昔の地球、あるいは私たちが見ることができない地球の内部についての情報を教えてくれる、研究材料を提供してくれる役割を果たすこともあります。不純物が含まれることはダイヤモンドの価値としては基本的にマイナスなのですが、その不純物にもロマンがある…

やっぱり地球規模という言葉の響き、スケールの大きさもダイヤモンドの魅力につながっているのかもしれません。

 

なぜダイヤモンドには価値があるのか

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ダイヤモンド自体は地球の内部で自然の力で出来上がるものですので数十億年前から存在していたはずとされています(南アフリカで見つかったダイヤモンドで約32億年前にできたとされるものが見つかっています)。

人類の歴史上はインド発祥とする説が有力のようです。当時は現在のような研磨技術も確立されていませんので、その輝きが評価されたというよりは神秘的な石、いわゆるお守り的な要素で評価されたようです。

そこからブラジルでも見つかり、南アフリカでも見つかり(採掘量の観点ではこの発見はすさまじいインパクトで、需要と供給のバランスを一気に崩壊させかねないものだったようで今の4Cによる評価の枠組みにつながっています)、その他の国でも見つかって今に至ります。

 

現在のダイヤモンドは4C、Carat (重量)、Colour(色)、Cut (加工後の形)、Clarity(透明度)で評価・分類され価格へと反映されます。

ただしこちらの分類はあくまで需要と供給のバランスを保ち、市場価値を決めるための枠組みとして導入されているものですので、グレードが高く価格が高いものが全ての人にとって価値を持つものとは限りません。

不純物とされるものであっても、自分の好みの色を発色してくれていれば市場価格が下がってもそれはその人にとっては逆に価値を上げてくれます。

 

極論ですがダイヤモンドを構成する成分は鉛筆の芯の原料にも使われるものと同じ、「炭素」です。

それがシート状に並べば鉛筆の芯の原料となる石墨と呼ばれ、ジャングルジムのようにがっちりとつながればダイヤモンドとなります。

現状の枠組みではそこまで評価されないけど、自分にとっては好み…そんな石を見つけられればお得感を伴う、自分にとっての"良い買い物"ができそうですから、市場価値に引っ張られ過ぎずに自分なりの「好き」は大事にしたいですね!